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Family

昨日今日の「ハイジ」の舞台、無事終わりました。
無事、という言葉は全然違うんだけれど・・・

でも、舞台としては本当に、キャスト・スタッフ全員が、
いつもよりずっとずっと一丸となって創り上げた、
良い舞台でした。

何年も前に役者を引退し演出家として活動している帆足さんは、
一昨日代役を打診された時、「本当に無理です」と何度も拒否なさったそうです。
「そこを何とか」と譲らなかった演出家。
真山さんのことも東少のことも、そしてアルムのことも、良く知ってるのは、
やっぱり帆足さんしか居なくて、
帆足さんがやってくれて本当に良かった。

相当なプレッシャーだったと思うけど、見事でした。
代役としての務め以上に、帆足さんのアルムを見せてくれました。
窮地を救ってくれたという感謝だけでなく、
帆足さんのすてきなところを改めて感じてうれしかったのは私だけではないはず。

今回私はクララとしてもまたまた沢山の発見をしてしまい、
「え~!15年もやっててこれに気付かなかったんだ、私の目は節穴だ!」
くらいの大発見もあり(SEに関わるところです。音響のあきよちん分かったかな?)、
クララ引退(もっと若い子がやったほうが・・・ねぇ)の目論見も、
どっかにふっとんでしまいました。
次回また打診して頂けるなら、きっと、お引き受けしてしまうでしょう。
だって、本当に、ゴールの無い作業なんだもん。

今回は不思議なほど、各シーン各台詞が新鮮でした。
周りのみなさんのおかげに他ならないと思います。
先月から組んでいる相手役のハイジ、
実年齢では私より14も年下なのに(というか歳は関係ないけど)、
舞台の上では「ハイジと一緒に居ればだれだってなんだってできてしまうわ」と
本気で思わせてくれます。それってすごいことです。
でも彼女は本当はダンスがやりたくて、来月からディズニーに行っちゃうんだって。
本人のやりたいことと、周りが求めることとは、
皮肉なほど合致しないもんですね。
でも人生そんなもんかな!

昨日の夜、お通夜で真山さんに、さようならをしてきました。
こないだブログに書いた台詞
「お日様も人間も最後のさようならのときが一番美しいんだよ」
は、真山さんがアルムになってから、演出家の希望で挿入されたオリジナルなんだ、
ってこと、今日知りました。

ご冥福を心よりお祈りします。



by garanlin | 2007-01-27 04:02 | わきぜりふ

~伽藍琳のブログ~
by garanlin

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