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『アンカレ』 いきなり踊り稽古!?

12月10日(土)
清実さんが『アンカレ』の稽古場に初登場。
今日は裕美さんもいらっしゃって、幕開きの歌にとても細かい、
しつこいくらいに細かいオーダーを出してくださり、
わたしたちはそれに応えようといろんなことをやってみた。
幕開きのM1にはちびソロがいくつかあるのだけど、
そのひとつひとつに状況と設定(人間関係)が細かーく与えられ、
テーブル稽古では感じがつかめないからと、
今日は初めてテーブルを離れて立って歌ってみた。

やっぱり立つと全然違うね!

今日のキーワード&センテンス、
まずM1について。
「蜷川さんじゃないけどいろんな声色がほしい」
「濃い目に」「精神性→物理的・事務的なこと→突然また精神性にいく面白さ」
そして同じテーマのM24について。
「緊張感」「怪談っぽく(?)」「露骨に」

今度は中盤のシニカルコミカルシーン、M11について。
「陰湿にならず、重くならず」「ウキウキ感」「でも子供にならず大人で」
「”ごぞんじ”の後にハートマークがつくかんじ」
「自慢」「OK! 乗った!」「ウキキ」「いばる」

こんな感じのワードが次々と裕美さんの口から出てきて、
「もう少しこう」「あ、ちょっと行き過ぎ」
「難しいけどそのニュアンスを入れつつ声は前の感じで」
などなど・・・。

ここまでアンサンブルのシーンに細かくオーダーを出す演出家はわたしは初めてで、
すんごーく面白い!!! 立ち稽古が楽しみ!

歌稽古の後、清実さんがいらしているのでちょっと動いてみましょう、ということになり、
劇中でも出てくる予定のワルツステップの基本をみんなでお稽古。
「みんなワルツは大丈夫だね(できない人はいないね)」というところで、
今日の稽古は終了、と思いきや、
何を思ってか清実さんは次々といろんなステップを振付け出して、
今回の作品では絶対に出てこないようなピルエットやランベルセや、
バレエのタン・ルベや、フォッシーダンスまで飛び出して、
わたしたちはなぜか男女に分かれて2人ずつ、
清実さんと裕美さんの見ている前でそれを踊ったのであった。

汗だくのわたしたち。
きっと2ヶ月間の稽古の中で、今日が一番汗かいた日になるんでない?というくらい、
踊った。踊った。
ゴンちゃんはメガネを飛ばしてまで踊っておった。

きっと、みんなの個性を見るために今回に関係ない振りまで踊らせたのだろうけど、
なんか、楽しい~!毎日やりましょうよこーいうの。
舞台で使わなくってもいいからさ~、というような今日のお稽古でした。



by garanlin | 2005-12-11 00:59 | 稽古場&舞台裏

~伽藍琳のブログ~
by garanlin

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