過去を見る

今、開かずの扉をとうとう開けた!
天袋に入っていたダンボール数箱。
古い手紙が入っていて、いつか整理しようと10年以上ほったらかしにしておいたやつ。

今日外出先で、突然思い立った。
「よし、今日は家に帰ったらまずアレを捨てよう」
そしてさっき、天袋から重い重いダンボールを下ろしてみた。

びっくりした!
さかのぼって高校生、いや、小学生のときにもらった年賀状が出てきたばかりか、
幼稚園生のときに合宿で行った箱根から両親に宛てたハガキまでもが出てきた・・・!
よくもまぁ、こんなに長い間・・・。30年前のものだよ・・・。

近年はメールのおかげで、手紙をもらうことがとんとなくなったし、
できるだけ捨て捨てマンになるようにがんばっているので、
いただいた手紙などはそんなに溜まらないようになった。
前に友人が「もらった手紙は結構すぐ捨てる」と言ったのを聞いて、
「え~、手紙捨てちゃうの!?」とびっくりした私だけど、
そんなこと言って、全部取っておいたら大変なことになるじゃん!
手紙って、捨ててはいけないもののように思っていたけど、
それ以来、認識を変えて、心に残しておけば物自体は捨てても良い、
と思うようにがんばってきた。

ダンボールの中には、そう思えるようになるまでにもらった手紙が、
後生大事にたくさん取ってあって、
今でも必ず舞台を観に来てくれる高校の同級生や、
ずっと音信普通だったけど最近になって交流が復活した小学校の同級生や、
小学校1年生から大学1年生までの各担任の先生方や、
初舞台の頃の共演者たち、などなど、数々の懐かしい顔が登場した。
もう10年以上も記憶の中に出てこなかった名前もたくさん発見したし、
すでに旅立ってしまった人たちもそこにいた。
10代の頃の淡い恋の思い出もそこにはあった!
(私は結構感情人間なので、生々しい恋の場合、
終わった途端にすべてのものを捨てちゃう。
だから20代以降の恋の思い出は、ダンボールには残っていないのだ。)

その中で読まずにいられなかったのは、
小学校から大学まで、バレエも勉強も学生演劇も一緒だった、
女友達から、
大学生のときにもらった手紙。
何かと言うと彼女を誘い、私も誘われ、いつも一緒にいたけれど、
いつもライバルでもあったんだと思う。
バレエも、勉強も、学生演劇も、恋も。
なぜか傷つけ合った思い出のほうが強く、
今の今まで、私は彼女に対して苦手意識があったし、彼女もそうだと思っていた。
実際、大学を卒業してから、一度も会っていない。
今どうしているのかも、連絡先も知らない。

でも、手紙の中の彼女は、しきりに私に「ありがとう」と感謝をしてくれていて、
すごくすごく素直で、かわいくて、あたたかかった。
3枚の便箋にびっしり書かれた丸文字が3通。
どれも私のことをとても気遣ってくれている。励ましてくれている。
こんなに優しくて人なつっこい人だったんじゃん。たぶん、あの頃は、私、
分かってなかった。
それに、彼女に会っていないこの10数年の間に、私は、
勝手に彼女のイメージを決め付けて、そこに触れないようにしていたのかもしれない。
と思った。

だめじゃん。私。


と何故こんなことを今日思ったかというと、
麻里(小此木麻里ちゃん)の朗読劇を観に行って、
心が動いたからなんだと思う。
朗読劇って今まで良いな~と思ったことなかったけれど、
それは良い朗読劇を観たことがなかっただけだ、ということが今日分かった。

とても素直に作品の中に入り込めて、いろんなことを考えた。


こんなにちゃんと過去を振り返って見たのは、それこそ10年以上ぶり。
手紙は、丸文字3通も含めて全部、ちゃんと捨てることにしました。
もう捨てても大丈夫な気がとてもするのです。
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by garanlin | 2007-05-05 05:22 | わきぜりふ

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