真実を隠さないで

8月15日(月)
今年は日航機墜落事故から20年目の夏で、8月12日にはNHK・民放各局が、再現ドラマなどによる特集番組を組んでいた。
わたしは12日、一日中外出していたのだけれど、ビデオに撮れるだけ撮って、昨日一人でそのビデオを見た。

当時わたしは14歳で、詳しい事故の経緯は理解していなかったけれど、絶対に落ちないと言われていたジャンボジェット機が落ちたこと、全員絶望だということに、強い衝撃を受け、眠りに着く前にベッドの中で、「神様、どうか一人だけでも、生きて返してください」とお願いしたことを、鮮明に憶えている。そして翌朝、生存者4人というニュースを聞いて、神様が奇跡を起こしてくれた、と真剣に思ったことも。

12日に放映していた番組のビデオを見ながら、ずっと涙が止まらなかった。残された家族や同僚の衝撃と悲しみ、20年経っても癒えない傷や闘いの日々を思うと、わたしなんかが泣いちゃいけない、って思う。思うけど、涙が止まらなかったんです。

わたしには特にTBSが作った番組が印象深かったのだけれど、涙が流れる理由は、感傷でも同情でもなく、むしろ見えない大きな力への敵わない憤りのほうが強かったのだと思う。
だって、各局でこれだけの特集番組が組まれて、番組を作った人たちの「風化させちゃいけない」「真実を追いかけよう」という気持ちはとても伝わってきたけれど、結局決定的な事故原因は何だったの?という疑問はなくならない。明らかに、大きな力が背後で働いていて、一番大事なことが隠されている、知っているにもかかわらず公言できない、あるいは決定的な証拠が得られず公開できない。「私達にはここまでしか放映できません、あとは皆さんが考えて行動を起こしてください」というギリギリのライン。

520人もの命が理由も無く奪われた事故の原因は、1%の疑問もなく明らかにされなければならないはずなのに。一般庶民だけでなく遺族さえも、真実から置いてけぼりにされている事実。

そして今年は、敗戦から60回目の夏。
ヒロシマ、ナガサキ、そして敗戦、と、それぞれの日にそれぞれの番組が放映されていて、6、9、12、15と2日おきにやってくる、二度と繰り返してはいけない節目の日付に、何か因果のようなものを感じてしまう。

今日は一日中NHKの討論番組をつけていた。戦争という人為的な出来事なのになんとあやふやな点の多いこと! 教科書問題がテーマで始まった日本人とアジア人(中国、韓国ほか)とのディスカッションで、南京大虐殺はあったとか本当はなかったとか、そんなことを言い合っていたけれど、そんなの真実はひとつじゃん!とテレビに向かって突っ込みたくなった。
もちろんディスカッションしている人達は自分達の国で教えられたことを事実と思って論じ合っているので、彼らが悪いわけではないんだけれど・・・。

本当のことって、いつの時代でもどこの国でも、隠されて隠されて、庶民は上澄みだけの中で笑ったり怒ったり、幸せを感じたり悲嘆にくれたり、しなきゃいけないのだろうか。

取り留めなくってごめんなさい。
[PR]



by garanlin | 2005-08-15 23:50 | わきぜりふ

~伽藍琳のブログ~
by garanlin
プロフィールを見る
画像一覧

■ 出演スケジュール ■


最新ツイート

検索

最新のトラックバック

イーストウィックの魔女たち
from 1-kakaku.com
ガイア・クアトロ@えずこ..
from そして人生はつづく・・・Ma..
Анна Каренина
from フィニックス英語学院の直美先..
なすびの味噌汁
from syumi-悠悠
トン
from 「トン」ブログリスト
墜落の夏 -日航123便..
from CALS's Library
モンゴル
from 国-ACCESS
Ʒ
from ֥?Ǿ!Blog-Headl..

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧